日本のGDPの下落が止まりません。昔は世界2位のGDPを誇っていましたが、現在はドイツに抜かれ、世界4位となりました。更にインドがすぐ近くまで迫っており、近々世界5位に転落するのは確実です。知ってるようで知らない指標「GDP」についてデータを見ていきたいと思います。
🔴各種指標の意味
・GDP(Gross Domestic Product)=“国内”総生産
国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。 “国内”のため、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含まない。
・名目GDP:対象の期間の付加価値を単純に合計して求めます。たとえ、インフレが起こって貨幣価値が下がっていたとしても、考慮には入れません。
・実質GDP:貨幣価値の変動を考慮に入れて計算します。そのため、より正確な経済成長状況を把握するためには、実質GDPを用います。
・GNP(Gross National Product)=“国民”総生産
国民”のため、国内に限らず、日本企業の海外支店等の所得も含んでいます。
・GNI(Gross National Income)=“国民”総所得
GDPに、日本企業などの海外でのもうけや、外国株式・債券への投資による配当・金利収入などを加えた指標。企業の国際展開が急速に進む中、国内だけでなく海外を含む経済活動の 大きさが分かるとして活用されるケースが増えています。
🔴名目GDP 世界TOP10
🔴名目GDP成長率 マイナスの国(189か国中19か国)
🔴日本のGDPの推移(過去20年分)
出典:セカイハブ「日本のGDP推移(IMF)」
https://sekai-hub.com/statistics/imf-japan-gdp
🔴三面等価の原則
GDPに関しては、「三面等価の原則」と呼ばれるマクロ経済学上の原則があります。GDPの値は、生産面・分配面・支出面のいずれから見ても額が等しくなるというものです
🔵最新の四半期別GDP速報「2024年1~3月期四半期別GDP速報」
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1r.pdf
🔴終わりに
昔はGNPが重要と言われていましたが、いつの間にかGDPが主要な指標に。また、GNPよりもGNIが重要になったりして訳が分からなくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?私がそうです。
保険の世界ではGNP(義理・人情・プレゼント)と揶揄されたりしますが、GDPは純粋に日本が成長しているか否かの重要な指標ですので、注意深く見守っていく必要があります。実際、記事を書いていても経済の知識が薄いのか、よくわからないところも多いです。今後勉強していってポイントをお伝えできるように頑張ります。