お正月にテレビを見ていると、日本の食料自給率が低いということで討論がされていました。以前から日本の食料自給率の低下が問題視されていますが以前と比べてどれくらい低下しているのか、また世界各国はどれくらいの食料自給率なのか、食料自給率が低い事での問題点などを見ていきたいと思います。
🔴食料自給力
🔴食料自給率とは
我が国の食料供給に対する国内生産の割合を示す指標です。その示し方については、単純に重量で計算することができる品目別自給率と、食料全体について共通の「ものさし」で単位を揃えることにより計算する総合食料自給率の2種類があります。このうち、総合食料自給率は、熱量で換算するカロリーベースと金額で換算する生産額ベースがあります。
出所:農林水産省「食料自給率とは」
🔴食料自給率の推移
※令和5年は確定値ではなく概算値となります
出所:農林水産省「食料自給率の推移」
🔴食料需給表
単位:万トン
出所:農林水産省「財政危機表 昭和31-37年度」
出所:総務省統計局「食料需給表」
🔴世界の食料自給率
🔴輸入できなくなった場合に手に入るもの・手に入りにくいものTOP5
※大分類で分けています
※化学肥料などの面は輸入に頼っていますので、実際にはもう少し自給率が下がることが考えられます。
🔴令和4年と昭和35年「品目別自給率」の比較
今回は食料自給率について見てきました。昨今のウクライナ戦争で小麦が輸入されないというニュースが飛び交いましたが、データを見るとほぼ輸入に頼ってしまっているので、自国ではどうしようもないことが見て取れます。輸入がストップしてしまったら、「米・いも・野菜・卵」など昔の日本の食生活に戻り、健康には良さそうな気もしてしまいます。食の欧米化が進んでいますが、日本の食材は海外でも高い評価を得ており、食料自給率を上げるためにも、日本の食文化を見直す時かも知れません。