本日は昨日の続きで、具体的な退職金制度などを見ていきたいと思います。
🔴退職年金制度を導入している企業の支払準備形態(複数回答)単位:%
🔵退職年金制度を「見直した」(過去3年間)企業割合 単位:%
🔵退職年金制度を「見直す予定」(今後3年間)企業割合 単位:%
見直した・見直す予定の率はそこまで多くはないですが、企業数からすると結構な数が年金制度に関心があることが解ります。また潜在的な需要は更に高いと予想できます。
出所:厚生労働省「令和5年 就労条件総合調査」
🔴退職金制度の主な種類
※確定給付企業年金(DB)・確定拠出年金(企業型DC)・中小企業退職金共済(中退共)
・中退共:短時間労働者は2000円~加入OK
・個人型DCを「iDeCo」といいます
出所:内閣官房「資産運用立国に関する基礎資料(アセットオーナー関係)」
🔴退職金制度のメリット・デメリット
🔴はぐくみ基金(DB)について
正式名称は「福祉はぐくみ企業年金」と言い、福祉や医療関係者に向けて開発された企業年金(DB)です
出所:福祉はぐくみ企業年金
🔴海外の年金資産の運用
出所:三菱UFJ国際投信株式会社「投信調査コラム」
今回は企業の具体的な統計数字とDBやDCなどの退職金制度を見てきました。会社が望む退職金制度にマッチする年金制度を導入するのが一番良いのですが、どの制度もメリット・デメリットがあります。退職金受給時の優遇税制も今後どうなるかわかりませんが、企業にとっては「優秀な人材を確保したい」・「社会保険料を削減したい」の2つが制度変更の大きな理由ではないでしょうか。引き続き、DB・DCに注目して見ていきたいと思います。