昨日は主に大企業の賞与について見てきましたが、本日は中小企業・公務員・海外の賞与事情について見ていきたいと思います。
🔴中小企業のデータ(2023年度)夏季賞与
🔵平均支給額(事業規模 5人~29人)
🔵平均支給額(事業規模 30人~99人)
🔵平均支給額(事業規模 100人~499人)
出所:厚生労働省「毎月勤労統計調査2023」 をもとに作成
🔴公務員のデータ
・公務員の内訳 国家公務員:59.3万人、地方公務員:280万人
※次回、公務員について詳しく見ていきますので、今回は国家公務員(一般)の賞与を簡単に見ていきます
給与には、①俸給 ②手当 の2つに分かれます
②の手当で民間の賞与に当たるのは、A:期末手当(2.45か月)とB:勤勉手当(2.05か月)の計4.5か月
・期末手当=(基本給+扶養手当+地域手当+役職加算)×支給割合×在職期間割合(6月以上100%)
・勤勉手当=(基本給+地域手当+役職加算)×期間率(6月以上100%)×成績率(87.5%~210%)
2024年夏の国家公務員のボーナス(期末・勤勉手当)の平均支給額は65万9500円との報道がありました。大企業の下位・中規模企業の上位に位置する支給額となります。
出所:内閣府「国家公務員の給与(令 和 6 年 版)」
🔴海外の賞与事情
ボーナスはあったとしても1~2か月分と少ない印象です。海外はジョブ型が多く、日本のメンバーシップ型と比べて雇用も流動的ですし、仕事に対してお金を払っているのでボーナスは年末などの餅代のイメージなのでしょうか?
2回にわたって賞与をテーマにしてきましたが、大企業の賞与>公務員の賞与>中規模企業の賞与>小規模企業の賞与とかなりの格差を感じました。大企業は入社へのハードルが高いですが、給与や福利厚生の充実を見ると人気なのも頷けます。弊所のクライアント先(小規模事業)の社長様は賞与の時期になると頭が痛くなると仰っておられました。小規模事業の賞与>弊所の賞与ですので、世間並みの賞与をお支払いできるように頑張ります。