昨日は政治家の女性割合について見てきましたが、本日は民間企業の女性リーダー(経営者)比率を見ていきたいと思います。民間企業数は膨大になるので、まずは日本を代表する企業でもある日経225銘柄から見ていきます。
🔴日経225銘柄とは
日本経済新聞社が、東京証券取引所プライム市場上場銘柄から選定した市場流動性の高い225銘柄のこと。年2回、春と秋に見直しが行われ、業種のバランスが考慮されます。よくニュースなどで耳にする日経平均株価の指標となる銘柄のことです。
🔵日経225企業の女性経営者(CEO)
225社すべて調べましたが、上記3社のみでした。あまりの少なさに驚愕です。
出所:日経225の各社ホームページを参照しデータ化
🔴女性社長比率
国内企業
少しずつ上昇傾向にありますが、欧米とは大きな開きがあります
都道府県別
業種別
出身大学別
出所:帝国データバンク「全国「女性社長」分析調査(2024年)」
🔴女性の管理職比率
厚生労働省は、日本が国際的に見て課長級以上の管理的職業従事者の割合が非常に少ないことに鑑み、従業員101人以上の企業に対して、女性の管理職比率の公表を義務づける方針案を示しました。
🔵諸外国の就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合
出所:男女共同参画局「諸外国の就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合」
🔴諸外国の役員に占める女性の割合(令和3年)
出所:男女共同参画局「諸外国の役員に占める女性の割合(令和3年)」
今回は民間企業の女性経営者比率について見てきました。政治家の割合も酷いものでしたが、民間企業でも世界では大きく差が空いてしまっています。特に大企業になるほど女性経営者・役員比率は下がってきます。女性活躍推進法や男女雇用機会均等法など法整備も進んでいますが、まだまだ道のりは険しいものがあります。諸外国の良いところを見習い、日本の良いところを伸ばしていけるような政策を期待します。