自民党の結党(1955年11月15日)から約70年が経とうとしています。その70年のうち細川連立内閣と民主党3内閣以外は全て自民党が政権を担っています。アメリカでも民主党と共和党の2大政党が交互に政権を担っていますし、ドイツでもCDU/CSUとSPDの2大政党、イギリスでも保守党と労働党の2大政党が、より良い政治をするために互いを牽制しあっています。今回は日本の政権と海外の政権を比較して見ていきたいと思います。
🔴日本の内閣のデータ
1955年(自由民主党結党)以降の政権担当
※日数は同日で退任(仮:5月15日)・新任(仮:5月15日)と2日換算されるので、若干数値に違いがあります。
歴代内閣
※103代 石破茂内閣の日数は「2025年6月5日現在」
※43代 東久邇宮 稔彦内閣から戦後 ※52代 鳩山一郎内閣から自由民主党政権(自由党と日本民主党で結成)
出典:首相官邸「歴代内閣」
🔴アメリカの政権担当の推移
出典:ivote-media「歴代アメリカ大統領44人を全員振り返ろう!」
🔴ドイツの政権担当の推移
🔴イギリスの政権担当の推移
アトリー政権以降
出典:国立国会図書館「欧米10か国の歴代政権及び政権政党」
今回は日本と欧米の政権の推移を見てきました。各国違いはあるものの2大政党が互いに牽制し、失策があれば政権を交代させられてしまうという緊張感があります。以前は自民党内でもそういった緊張感がありましたが、近年では議論もなく閣議で決定してしまうことも少なくありません。また各国見ましても、民主主義の先進国で一党独裁というのもあまり例がありません。日本でも自民党を牽制できる政党が出てくることで、政治も活性化し、国民目線の良い政策が出てくるのではないでしょうか。