大阪市の65歳以上の方が支払う介護保険料が、月額9,249円(第6段階・下記参照)で全国で最も高くなったとのニュースが話題になりました。
介護保険料は、高齢者の数や介護事業者が提供しているサービスの数などによって市町村によって異なり、各自治体が3年ごとに保険料を見直しています。
介護保険は2000年に創設され、今年(2024年)で24年になります。当初から、今後については状況を見ながら制度設計を見直していくというスタンスで始まりました。
★主要な指標 2000年 → 2023年(最新)
🔴65歳以上被保険者数 2,152万人 → 3,584万人 (1.66倍)
🔴要介護(要支援)認定者 218万人 → 693万人 (3.17倍)
🔴サービス利用者 合計 149万人 → 603万人 (4.04倍)
●在宅 97万人 → 417万人
●地域密着型 ━ → 91万人
●施設 52万人 → 95万人
🔴全国平均保険料 2,911円 → 6,225円 (2.13倍) → 9,000円?(2040年)
大阪市 3,381円 → 9,249円 (2.73倍) → ???(2040年)
このままの状況では財政が持たないので、サービスの低下・負担率(現状1割~3割負担)のアップ・保険料のアップ・現在の40歳からの支払いを20歳からなど、今後も厳しい見通しになるのは間違いないところです。