令和8年度の助成金が厚生労働省ホームページより公表されています。助成金は毎年のように変更があり、受給要件や受給額が変わったり、対象のコースが廃止になったりしますので、常に要件にあてはまるかの注意が必要です。また補助金と混同されることも多いと思われますが、基本的には厚生労働省管轄が助成金、経済産業省管轄が補助金という位置づけです。(中には補助金という名前でも厚生労働省管轄もあります)今回は令和8年度 雇⽤・労働分野の助成⾦を見ていきたいと思います。
助成金と補助金の主な違い

補助金は、主に設備投資やシステム開発投資を促進する目的として、事業者が行う「事業」を支援するものです。支給額は最大で数千万円~1億円以上と大きいですが、審査があり、採択率は3~5割にとどまっています。 一方、助成金は従業員の雇用や教育、労働環境の改善を行う事業者に支給されるもので、「ヒト」に対する支援金です。金額は補助金に比べ少ないですが、支給要件を満たせば原則受け取ることができます。弊所でも助成金のお問い合わせで、お話をお伺いすると補助金のことだったり、また逆のケースも多々あります。補助金と助成金の違いが分かりにくいことが原因だと感じます。
※経済産業省管轄でも助成金と言ったり、厚生労働省管轄でも補助金と言ったりすることもありますので、詳細はご確認ください。
出所:日本政策金融公庫「補助金と助成金の違い」
助成金の種類
大きく分けて2つに分類されます

雇用関係助成金







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労働条件等関係助成金


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出典:厚生労働省「令和8年度 雇用・労働分野の助成金のご案内(簡略版)」
受給対象となる事業主
●雇用保険適用事業所の事業主
支給申請日及び支給決定日の時点で雇用保険被保険者が存在する事業所の事業主であること
●期間内に申請を行う事業主
●支給のための審査に協力する事業主
審査への協力の具体例(・審査に必要な書類を整備・保管する。・都道府県労働局・ハローワーク・(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構から書類の提出を求められたら応じる。・都道府県労働局・ハローワーク・(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構の実地調査に応じる。)
※実際に助成金を受給するためには、各助成金の個別の要件も満たす必要があります。また不正受給には厳しいペナルティもございますのでお気を付けください。
廃止済みで経過措置中の助成金一覧
●令和8年3月31日で廃止になった助成金
早期再就職支援等助成金(UIJターンコース)(令和8年3月31日廃止)
特定求職者雇用開発助成金(成長分野等人材確保・育成コース)(令和8年3月31日廃止)
キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)(令和8年3月31日廃止)
●令和7年3月31日で廃止になった助成金
特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)(令和7年3月31日廃止)
人材確保等支援助成金(人事評価改善等助成コース)(令和7年3月31日廃止)
人材確保等支援助成金(建設キャリアアップシステム等普及促進コース)(令和7年3月31日廃止)
高年齢労働者処遇改善促進助成金(令和7年3月31日廃止)
両立支援等助成金(不妊治療両立支援コース)(令和7年3月31日廃止)
今回は令和8年度の助成金(概要)を見てきました。概要になりますので、ご検討やご申請される際は厚生労働省のホームページや助成金の詳細をよくご覧になって下さい。要件等が複雑なので、申請を社労士にお願いしたいと仰る会社様も多いのですが、助成金を取り扱っていない社労士も多くいますので、まずは顧問の先生にお尋ねいただくか、顧問がいない会社様は各都道府県労働局、ハローワークなどの行政機関でもご相談いただけます。弊所のクライアントへは月1回の事務所だよりで随時ご案内いたしますので、ご興味がございましたらお気軽にご相談下さいませ。












