本日、厚生労働省から人口動態統計速報(令和6年3月分)が発表されました。
出生:55,198人、死亡:144,451人、増減:マイナス89,253人でした。イメージ以上に減少が多いと感じました。
私は1974年生まれですので、「団塊ジュニア」または「氷河期世代」と言われる年代です。
ずっと東大阪市で育ちましたので、小学校は7クラス(1学年上は8クラス)、中学校は13クラス(1学年上は14クラス)ありました。私の小学生の娘は、3クラスと少なく感じます。
将来予測で人口が減少するのは間違いないですが、どれくらいのスピードで減少しているかをイメージではなくデータ(77年分)として見ていきたいと思います。
人口増減数は17年連続でマイナスです。(17年間で▲595.7万人=四国4県の人口357万人と考えればすごい減少です)
日本を企業に例えて言えば、創業期(戦後)から成長期(高度成長期・昭和30年~昭和48年頃)にかけて業績が上がっていき。そこから安定期(昭和後期)に入り、停滞期(平成)を迎え、現在では衰退期(令和)に入っている状態とも言えます。
本来ならば、第二次ベビーブームの世代が25歳~35歳(グレー部分)にかけて第三次ベビーブームを期待したところですが、1991年(平成3年)のバブル崩壊で日本経済が大不況に陥ったのが原因なのかブームは起こらず、2008年(平成20年)のリーマンショック後は「婚姻数」も激減していきます。
「社会保障制度」は成長期に作られたものも多く、現在では維持するのも大変な状況です。
痛みを伴うかも知れませんが、将来を見据えた「抜本的な改革」が必要な時期に来ていると言えるでしょう。