最近のクライアント様からのご要望で、DX化をして業務効率を上げたいという声をよく聞きます。弊所でも、勤怠や給与のクラウドシステムを導入することが多くなってきました。ただDX化をすることによって運用が煩雑になり、新たな問題が出てくるケースもあります。今回はDXについて見ていきたいと思います。
🔴DXとは
デジタル・トランスフォーメーションの略で、直訳すると「デジタル変革」。「デジタル技術で人々の生活をより良いものに変革する」という意味。
DXとデジタル化の違い
上記で考えると、弊社が支援している「勤怠や給与のクラウドシステムの導入」はDX化ではなくデジタル化ということになります。
出所:経済産業省「担当者に聞くDXとは」
🔴DXの取り組み状況
🔵DXの具体的な取組み内容(2024年)
🔵DX取り組むに当たっての課題
🔵DXの推進に向けて期待する支援策
出所:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「中小企業のDX推進に関するアンケート調査」
🔴日本とドイツの利益率比較(製造業・売上規模別)
前掲「DX取り組むに当たっての課題」で上がった、「予算の確保が難しい」という問題に対して、利益の確保という観点から日本とドイツの企業規模別の利益率を比較します。
ドイツがどの売上規模でも利益率が平均しているのに対し、日本は比較的「予算の確保がしやすい」大企業・中堅企業の赤字が少なく、「予算の確保が難しい」小企業の赤字が多い現状(2020年データ)です。
出所:独立行政法人情報処理推進機構「中小規模製造業の製造分野における デジタルトランスフォーメーション(DX)のための事例調査」
🔴イノベーションに対する視点
生活を変える新しいサービスに対する興味度ランキング
※小数点以下切り捨て
日本を除く各国のほぼ40%以上が新しいサービスに興味を持っているのに対し、日本はイノベーションに対しての興味が低いことが解ります。
出所:独立行政法人情報処理推進機構「生活を変える55の新しいサービスに対する各国の興味度ランキング」
今回はDXに対する各種データを見てきました。明日は実際の事例を深堀していきたいと思います。