本日、厚生労働省が2023年の「人口動態統計」を発表し、日本の合計特殊出生率が過去最低の1.20(昨年は1.26)を記録したとニュースになりました。
以前の記事「人口動態統計から過去「77年」を振り返ってみました」から予測はしていましたので驚きはありませんが、この人口減少や出生率の低下は日本だけなのか、それとも世界中で起こっているものなのかを見ていきたいと思います。
まずは2024年の世界の人口「81億1,900万人」は、2023年から7,400万人増加しており過去最高を更新しています。また長い間、人口1位を誇っていた「中国」は2023年より「インド」に1位の座を明け渡して2位となっています。今後インドは更に人口を増加させ、中国は減少しますので差は広がっていくとみられています。
🔴世界の人口トップ10(10万人単位)
●1位 インド:14億4,170万人(+4億9,670万人) ●2位 中国:14億2,520万人(+2億2,720万人) ●3位 アメリカ:3億4,180万人(+7,880万人) ●4位 インドネシア:2億7,980万人(+8,880万人) ●5位 パキスタン:2億4,520万人(+1億2,820万人) ●6位 ナイジェリア:2億2,920万人(+1億2,420万人) ●7位 ブラジル:2億1,760万人(+6,360万人) ●8位 バングラディシュ:1億7,470万人(+6,270万人) ●9位 ロシア:1億4,400万人(+400万人) ●10位 エチオピア:1億2,970万人(+7,900万人) ★12位 日本:1億2,260万人(マイナス240万人) ※()内は30年間の人口増減
🔵30年前のトップ10(100万人単位)
●1位 中国:11億9,800万人 ●2位 インド:9億4,500万人 ●3位 アメリカ:2億6,300万人 ●4位 インドネシア:1億9,100万人 ●5位 ブラジル:1億5,400万人 ●6位 ロシア:1億4,800万人 ●7位 日本:1億2,500万人 ●8位 パキスタン:1億1,700万人 ●9位 バングラディシュ:1億1,200万人 ●10位 ナイジェリア:1億500万人
🔴世界の人口推移(億人単位)
●2024年 81億人 ●2000年 61億人 ●1980年 44億人 ●1960年 30億人 ●1940年 25億人 ●1920年 18億人 100年間で63億人の増加(4.5倍)
🔴日本の人口推移(100万人単位)
●2024年 1億2,200万人 ●2000年 1億2,600万人 ●1980年 1億1,600万人 ●1960年 9,300万人 ●1940年 7,300万人 ●1920年 5,500万人 100年間で6,700万人の増加(2.2倍)
世界人口 18億人→81億人の推移を見ていると、エネルギー問題や食糧問題など人口の大幅な増加に伴って起きている問題だと感じます。東南アジアやアフリカなどでは、今後も人口の大幅な増加が見込まれていますので、地球規模で今後の対策が必要になってきます。
他にもデータがありますので、明日も引き続き「パート2」をお送りします