昨日はマクロ的に世界の人口の推移「世界の人口2024 81億1900万人(+7,400万人)」をお伝えしましたが、本日はもう少し詳細なデータを見ていきたいと思います。
🔴先進7か国(G7)の人口と30年間の推移
●アメリカ:3億4,180万人(+7,880万人)
●イギリス:6,800万人(+1,100万人)
●ドイツ:8,330万人(+230万人)
●フランス:6,490万人(+790万人)
●カナダ:3,910万人(+1,110万人)
●イタリア:5,870万人(+270万人)
●日本:1億2,260万人(マイナス240万人)
🔵G7合計:7億5140万人(+1億1140万人)
G7で人口トップ10に入っているのはアメリカのみで、G7合計の人口はインドや中国の1/2、G7全体の30年間の人口増加も+1億1140万人でパキスタン(+1億2,820万人)やナイジェリア(+1億2,420万人)1国の増加よりも少ない。インド(+4億9,670万人)と比べると約1/4以下。
🔴面積トップ10 ※単位:平方キロメートル
●1位 ロシア 面積:17,090,000㎢(日本の45倍)人口:1億4,400万人(日本の117%)
●2位 カナダ 面積:9,984,670㎢(日本の26倍)人口:3,910万人(日本の31%)
●3位 アメリカ 面積:9,833,517㎢(日本の26倍)人口:3億4,180万人(日本の278%)
●4位 中国 面積:9,600,000㎢(日本の25倍)人口:14億2,520万人(日本の1162%)
●5位 ブラジル 面積:8,510,346㎢(日本の22倍)人口:2億1,760万人(日本の177%)
●6位 オーストラリア 面積:7,692,024㎢(日本の20倍)人口:2,670万人(日本の21%)
●7位 インド 面積:3,287,263㎢(日本の8倍)人口:14億4,170万人(日本の1175%)
●8位 アルゼンチン 面積:2,796,427㎢(日本の7倍)人口:4,610万人(日本の37%)
●9位 カザフスタン 面積:2,724,902㎢(日本の7倍)人口:1,980万人(日本の16%)
●10位 アルジェリア 面積:2,381,741㎢(日本の6倍)人口:4,630万人(日本の37%)
●61位 日本 面積:377,975㎢ 人口:1億2,260万人
出典:外務省
🔴東京の人口(1,417万人)よりも少ない主な国
●ベルギー:1,170万人 ●キューバ:1,120万人 ●スウェーデン:1,070万人 ●チェコ:1,050万人 ●ギリシャ:1,030万人 ●ポルトガル:1,020万人 ●ハンガリー:1,000万人 ●アラブ首長国連邦:960万人 ●イスラエル:930万人 ●オーストリア:900万人 ●スイス:890万人 ●ブルガリア:660万人 ●シンガポール:610万人 ●デンマーク:590万人 ●ノルウェー:550万人 ●ニュージーランド:530万人 ●クロアチア:400万人 ●モンゴル:350万人 ●ジャマイカ:280万人 ●ブータン:80万人
最近、東京都の都知事選が話題になりますが、世界196か国で東京都は「76位」に位置する国と同等の人口になりますので、一国の運営を任されるようなものです。また九州(36,780㎢)の総人口が1300万人・四国4県(18,800㎢)の総人口が372万人・中国地方5県(31,920㎢)の総人口が725万人ですので、東京(2,194㎢)の一極集中の凄さが解ります。
データで見ていくと、先進国の衰退・東南アジアやアフリカ、南アメリカの更なる成長、人口増でのエネルギー消費による温暖化が地球に与える影響などが予見できます。
日本はもう既に先進国といえるような状況ではないと感じます。日本がGDPでインドに抜かれるとニュースになっていますが、何年も前からわかっていた当然の結果です。
今後の日本が維持・成長していくためにはどうするのか、もっと真剣に考えていかなければならない時期にきています。