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一次産業・二次産業・三次産業 日本の現状と海外との比較

日本の食料自給率が低い事は以前の記事でご紹介しましたが、それもそのはずで第一次産業の就業者数が年々減ってきています。最近では第二次産業の就業者も減少しており、第三次産業に集中しています。これは日本だけの問題なのか世界的に同じような状況なのかという疑問がありましたので、今回記事にして見ていきたいと思います。


🔴第一次産業・第二次産業・第三次産業とは

🔵産業別15歳以上就業者の割合(2020年)

🔵男女別

出所:総務省統計局「令和2年国勢調査


🔴産業別就業人口の推移

出所:厚生労働省「厚生労働白書


🔴海外主要国の産業(3部門)別就業人口および割合

※中国・インドのデータは誤差があり正確性に欠ける場合があります。

出所:国立社会保障・人口問題研究所「主要国の産業(3部門)別就業人口および割合


🔴産業革命とIT革命

第一次産業から第二次産業、第二次産業から第三次産業に移行する上で外せないのが産業革命とIT革命です。

出所:世界史の窓「産業革命

出所:知るぽると「IT革命とは


🔴6次産業化への試み

1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取り組みです。これにより、農山漁村の所得向上や雇用の確保を目指しています。

出所:北海道「6次産業化の推進について


🔴江戸時代の身分別人口割合

出所:NHK「江戸時代の身分制度

江戸時代は86%が第一次産業での就業をしていました


今回は産業別の就業者と海外との比較を見てきました。先進国においてはほとんどが第三次産業で働いており、日本も同じ状況です。今後ますます業務が効率化されることによって、単純作業は機械が、機械が出来ないような複雑な処理だけを人間がするとなればストレスや精神疾患なども増えてくる可能性もあります。ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)という言葉にもあるように、発展ばかりを追い求めるのではなく、一度立ち止まって考えることも必要かも知れません。

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