本日はPart3(最終回)、労働保険特別会計と年金特別会計から「主な指標」の平成19年以降の推移を見ていきたいと思います。
🔴労働保険特別会計
労災勘定
※千万円未満切り捨て
雇用勘定
※千万円未満切り捨て
※労災勘定は平成21年の労災保険率の引き下げで歳入が減少しましたが、大きな歳出要因はなく安定した収支です。雇用勘定は平成20年のリーマンショックでの雇用調整助成金の給付・平成28年からの雇用保険率引き下げ・令和2年からのコロナウィルスによる雇用調整助成金の給付により、歳入が減少し歳出が大幅に増えました。令和4年から雇用保険料率を上げ、歳入を増やし収支バランスの安定を図っています。
🔴年金特別会計
基礎年金勘定
※千万円未満切り捨て
厚生年金勘定
※千万円未満切り捨て
出所:厚生労働省「労働保険特別会計」
出所:厚生労働省「年金特別会計」
3回に渡って、労働保険特別会計と年金特別会計について見てきました。歳入歳出だけではなく様々な指標が複雑に絡み合っています。主要な指標だけを抽出した非常にざっくりとしたまとめになってしまい恐縮ですが、更に勉強し理解を深めて、来年の会計が発表された際には解りやすくお伝えしたいと思います。ご興味ある方は厚生労働省のホームページからご覧ください。